日本にニャンコが入ってきたのは538年頃、
中国との貿易からだと言われています。
一条天皇は自分の猫に乳母をつけたほど、
大の猫好きだったとか。
この後くらいから、猫に関連することわざや
慣用句がどんどん生まれてきたようです。
今回はその中の一部をご紹介していきます。
- 猫に関する言葉、ことわざ
- 猫に小判(ねこにこばん)
- 猫を被る(ねこをかぶる)
- 窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)
- ねずみとらぬ猫(ねずみとらぬねこ)
- 猫の手も借りたい(ねこのてもかりたい)
- 猫にもなれば虎にもなる(ねこにもなればとらにもなる)
- 猫は長者の生まれ替わり(ねこはちょうじゃのうまれかわり)
- 猫は虎の心を知らず(ねこはとらのこころをしらず)
- 鳴く猫はねずみを捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
- 猫もまたいで通る(ねこもまたいでとおる)
- 借りてきた猫(かりてきたねこ)
- 猫に唐傘(ねこにからかさ)
- 猫かわいがり(ねこかわいがり)
- 猫に鰹節(ねこにかつおぶし)
- 猫にまたたび(ねこにまたたび)
- 魚を猫にあずける(さかなをねこにあずける)
- 小姑一人は猫千匹(こじゅうとひとりはねこせんびき)
- 最後に
猫に関する言葉、ことわざ
猫に小判(ねこにこばん)
貴重な物の値打ちがわからない人に、そのものを与えても、その人には何をもらったのかさえわかっていないたとえ。
猫を被る(ねこをかぶる)
自分の正体を隠して、可愛い猫のように装っているたとえ。
窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)
追い詰められるとねずみでさえ猫に噛み付くと言う意味で、その気になれば強い相手にも勝てると言う教え。
ねずみとらぬ猫(ねずみとらぬねこ)
その人が全く役に立たないことのたとえ。
猫の手も借りたい(ねこのてもかりたい)
バタバタして誰の手でも良いから、手伝って欲しいことを表している様子。
猫にもなれば虎にもなる(ねこにもなればとらにもなる)
あなたの出方次第では、天使にもなれば悪魔にもなりますよと言う意味。
猫は長者の生まれ替わり(ねこはちょうじゃのうまれかわり)
猫はいつも怠けて、寝てばかりいることのたとえ。
猫は虎の心を知らず(ねこはとらのこころをしらず)
子供には、大人の抱えている悩みや考えがわからないことのたとえ。
鳴く猫はねずみを捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
喋るばかりで、行動に移さない様子を言った言葉。
猫もまたいで通る(ねこもまたいでとおる)
誰もやりがいたがらない、大変な物事を指して言う言葉。
借りてきた猫(かりてきたねこ)
とても静かで大人しくしている様子を指す言葉。
猫に唐傘(ねこにからかさ)
傘が突然開いてびっくりする猫の様子を表し、とても驚いたことを示す言葉。
猫かわいがり(ねこかわいがり)
親猫が子猫を舐める様子を表し、とても甘やかす様子を示す言葉。
猫に鰹節(ねこにかつおぶし)
猫は鰹節が大好きで、すぐに盗もうとすることから、油断がならないと言うたとえ。
猫にまたたび(ねこにまたたび)
これも猫の大好物な物のたとえから、効果が凄く良い事を表す。
魚を猫にあずける(さかなをねこにあずける)
最も信用できない相手に、ものを頼んだり預けたりする危険なたとえ。
小姑一人は猫千匹(こじゅうとひとりはねこせんびき)
小姑が1人いるとお嫁さんにとって、猫が千匹いるくらい厄介な存在だと言うたとえ。
最後に
もっとたくさんあるのですが、
自分が使っている日頃の言葉にも、
猫が出てくるのを改めて気付かされます。
これは大昔からニャンコが私達人間と共存し、
可愛がられ影響を与えてきたという証拠なの
でしょうね。
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