ついつい子供に怒鳴ってしまう私って、母親失格なのかしら?
子供と星空を眺めていたら、流れ星が見られたんです。
その時に「流れ星に何てお願いしたの?」と子供に聞いたら、
「ママがガミガミ言わなくなりますように。」と言われ愕然としました。
頑張って子育てしているつもりが、子供の心を傷つけていたのかもしれません。
イライラして子供に怒鳴らずに、育児をする方法ってないのでしょうか?
怒鳴られて育つ子は
「叫ばないと子供は、ちっとも言うことを聞かない。」と思っていませんか?
それは間違いです。
大声を出されて育った子供は、親に対して心を閉ざしてしまいます。
3つのF
子供が怒鳴られると、子供の心は3つのF現象が起こると言われます。
Fight→戦う体制に入る。
怒鳴られるため、自分の身を守ろうとして、攻撃的になります。
Flight →逃避する。
怒鳴られるのが怖いので、その場から逃げ出したくなります。
Freeze →固まる。
怒鳴られると、心を閉ざし全く周りの音や声が聞こえなくなります。
そして、子供は怒鳴られたその時から学ぶ事が出来なくなり、
親の言葉を聞かなくなります。
それだけでなく親から怒鳴られて育った子供は、思春期頃から攻撃的で反抗的、
暴力を振るったりする子供に育つとも言われています。
どんな親でも子供には優しい人に育って欲しいですよね。
それではどうやって自分のイライラを、コントロールする事が出来るのでしょうか?
怒鳴らない親になるために
子供の怒りは、親から学ぶ
子供が威嚇的だったり攻撃的な場合は、
ほとんどが親から学び、親がする通りにやっていると思って下さい。
だからこそ自分の怒りを、コントロールするようにしなければなりません。
あなた自身があなたの親だと思いましょう。
自分のイライラをコントロールできるのは、自分だけなんだ!と気付く事です。
あなたにはあなたをコントロールするパワーがあるのです。
「自分の声を荒げない」と家族に約束する
イライラがおさまらない場合は、家族で話し合って
「ママはこれから怒鳴らないようにするから。」
と約束して下さい。
有言実行の効果です。
家族に約束したから、気をつけようという気持ちがおきます。
怒鳴るという行為で、自分の叫び声を聞く事でまた気持ちを高揚させ、
イライラがもっとエスカレートするのでイライラした時も、
子供を注意する時も、わざと落ち着いた声を使うようにすれば、
次第に自分も落ち着いてきます。
まだ子供
あなたが怒鳴っている相手は、まだ子供なのです。
散らかしたり、汚したり、物を投げたり、
ワガママを言いながら成長していくのです。
これらの行為がすべて子供のためになっているのですし、
そうする事が今の子供の仕事なんです。
しばらくしたら子供も大きくなって、
あなたの手助けも必要なくなっていくのです。
この何年かが、我慢のしどころだ、
これが一生続くことはない、と気付きましょう。
イライラをためない
親が子供に怒鳴る時は、
イライラがたまって行き場を失った時に起こります。
普段からイライラをためないように、心がけましょう。
ご主人やご両親などに子供をみてもらって、
子供と離れる時間を作り、息抜きをはかって下さい。
そうする事でリフレッシュでき、
また新鮮な気持ちで子供に接する事が出来ます。
怒鳴りは子供も聞かない
怒鳴り声は子供のしつけにはならない、と覚えておきましょう。
子供も怒鳴られている間は、ほとんど耳に入っていません。
あなたの怒りがおさまり、子供も落ち着いてから、
二人でゆっくり「あの行為は危ないんだよ。」とか
「こんな時は、こうゆう風にしてくれたらママは嬉しい。」
などのように、話して聞かせましょう。
怒った時にガミガミ言っても、効果は半減だと思っておいて下さい。
怒鳴りそうになったら
イライラっときて怒鳴りそうになったら、
まず声を出さずに子供の前からちょっと離れ、
深呼吸をしながら両手をブルブルっと振ってみましょう。
これはアメリカのセラピーが使う
「アンガーマネジメント」の方法です。
首を回すストレッチをしたりすると、
少しずつ気持ちが落ち着くのがわかります。
試してみると、やはり効果がありますよ。
顔を洗う
よく日本語で「顔洗って出直して来い!」
という言い方がありますね。
これは本当は効き目のある行為なのです。
イラついた時に、その場を離れキッチンでも
洗面所でもどこでも良いので行って、
お水を顔にパシャパシャかけてみます。
そうしながら
「私は何に怒ってるんだろう?何にイライラしてるんだろう?」
と自分に問いかけてみます。
そしてもし涙が出てきそうだったら、
泣いてしまうことです。
涙はあなたのストレスやイライラを流し出してくれると、
信じましょう。
完璧ではない
そうは言ってもあなたも人間です。
完璧な親や人間はいません。
親だって間違いをおかすし、
イライラする時もある、
大声で泣きたいときもあるんだ、
と自分を責めない事です。
子供をギューっと抱きしめて、
「ごめんね、さっきは怒っちゃって。」と
ハートとハートでお話ししてみましょう。
まとめ
このような方法を続けていたらだんだんと怒鳴らずに、
子育てをやっていけるようになりますよ。
毎日毎日休みなしに子育てをしているママ、
子供を愛しているから怒ったり、
心配しているからイライラしたりすることもあるのです。
自分を責めないで「いつも良く頑張っているね。お疲れ様。」と
自分に毎日声をかけてあげましょうね。
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