育児中に産後ノイローゼになるママも少なくありません。
私も一歩手前でしたが、私のお友達の娘さんは
完璧にノイローゼになってしまって、離婚も考えられたそうです。
人それぞれでノイローゼの症状もひどかったり、
軽かったりするのでしょうが、娘さんのご主人が
心の広い人で、イクメンだったので助かったそうです。
お友達に聞いたら、娘さんはとても頑張り屋さんで
1人でなんでもこなしてきた子だとか。
なのでお友達も安心していたそうです。
それくらい子育てって、大変でつらいものなのですよね。
今回はノイローゼになってしまったお友達の娘さんの声を、
ビフォー・アフターでまとめてみます。
ノイローゼになった私のお友達の娘さん(ビフォー)
やっとやっと授かった子供で、
子育てができる事が嬉しくてたまりませんでした。
母乳にして、家事でも夫の世話でも
何でも自分でできる、と思っていました。
そんな中産後3カ月くらい頃から、
子供が夜泣きするようになりました。
子供を産む前に色々な育児本を読んで、
どんな状況にも対応できるはずでした。
でも私が何をしても泣き止まない。
夜中はずーっと抱きっぱなし、
朝まで眠れない日々が続き、
だんだんイライラして、
家事に支障が出てきました。
家事ができないと自分が愚かになった気がして、
手のかかる子育てにすごくイライラしました。
夫の休みに子育てを手伝って欲しかったのに、
「皿洗いするから、オムツ変えておいでよ。」
と言われて逆ギレ!
普通はこんな事言われると嬉しくて、
ママたちに感謝されるのでしょうが、
私は何故か昔から皿洗いが大好きで、
皿洗いをしている時はちょっとした
癒しさえ覚えました。
その癒しさえも奪われた気がして、
どうして子供の世話ができないの!
と夫に当たっていたのです。
夫はその後も家事を手伝おうとしましたが、
その都度夫に「仕方ないな、やっぱり1人じゃ無理じゃないか。」
と言われているような気がして、
イライラ感を逆なでされる感じで、
ひどい言葉を発していました。
その後も夫婦喧嘩が頻繁になり、
心身ともにクタクタになり、
私の両親に離婚したいと話しました。
私が両親に話しをした時は、
何をするにもやる気がなく、
シンクには汚れたお皿がたまっていて、
お掃除もできていないし、
洗濯物もたくさん積んだままだったので、
綺麗好きで完璧主義の私の家の状態を見て、
両親は驚いたようでした。
カウンセラーへ相談した娘さん
両親にその日、今までたまっていた事や不安、
不満などを何時間もかけて打ち明けました。
そこで両親がメンタルカウンセリングを
受ける事をすすめてくれて、
通うようにしました。
このノイローゼの根本にあったのは、
私が今まで学生時代も優等生で過ごしてきて、
仕事もバリバリできるキャリアウーマンで、
完璧主義だったことにあります。
妊娠してから毎日育児本を読みあさり、
何でも自分はできるから、
人に頼らなくて良い!と過信していたのです。
なのでそこを突かれると、
プライドを傷つけられた気がして夫にあたり、
イライラが絶えなくなっていったのです。
仕事ももちろん大変です。
ですが子育てはもっと違った大変さがあるのです。
仕事からは週に一度でも休みが取れますが、
子育てからは離れる事ができません。
仕事から自宅に帰ってくれば、
眠ることができますが、
子育て中はいつ眠れるかわかりません。
今までは全て自分でコントロールしてきた些細な事まで、
全て子供中心になります。
これが理解できたのは、実際に子供をもってから。
子育ては育児本のように、簡単にはいかないのです。
子供やママによって、対応の仕方が変わってくるのです。
私は自分を過信して子育てを甘くみていたと、言って良いでしょう。
なので一番の処方箋は、
私1人では「人間を育てていくことはできません」
と降参する事でした。
そうすれば、両親や夫からの助けの手も
有り難く受け入れることができるようになるのです。
改善法(アフター)
そのカウンセリングを受けてから、
私と夫、私の両親も含めてじっくり話し合いをしました。
夫の言い分は、もっと自分を頼って欲しいという事。
私1人で抱え込まないで、心をオープンにして欲しいという事でした。
待ちに待って産まれた子供なのですから、
夫にとっても可愛いのですよね。
育児に関しては
何でも1人でやれる!
やらなきゃいけない!
と思うのは大間違いです。
夫も育児や家事をやるから、
子供とのコミュニケーションもとれて、
絆が深まっていくのです。
その後は、夫に時間があるときは育児や家事を任せ、
私は買い出しに出かけたり、お風呂に入ったり、
息抜きに徹しました。
両親にも時々子供を預けて、
夫と私で出かけるようにもなり、
夫婦関係がずっと良くなりました。
子供のおかげで、自分がどうゆう人格なのかを
気づかせてくれて、そして初めて他人に頼る
という事を学んだ気がします。
生きていく上では、完璧でなくても良いんです。
そうやってリラックスしたおかげで、
子供と笑える日々が戻ったのです。
まとめ
世の中のママたちは疲れたら、
1日も早くご主人やご両親、
お友達などに頼って下さいね。
まずは悩みを打ち明けましょう。
何故イライラするのか、
何故腹がたつのか、
胸の重みを吐き出して下さい。
ストレスを抱えたままでは、
子育てはうまくいきませんし、
子供にも当たってしまったりで、
良くありませんよ。
そのためにカウンセラーは存在するのですから、
上手に利用してみましょうね。
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