せっかくの結婚式にお呼ばれして、
大人の雰囲気を出すために着物をチョイスしたのに
結婚式の日は雨の日になりそうな天気予報を見ていると、
気分が落ちてしまいますよね。
しかし、着物で行くと決めたならば
「どうしよっかなぁ…」
なんて考えているよりも
早めに雨対策グッズを用意しましょう!
着物は雨に弱い!?染みが一番の大敵!
着物は雨にとても弱いものです。
普通の洋服ならば雨で濡れたくらいへっちゃらで、
乾いてしまえば染みなんてほとんど残りませんが、
着物は雨の染みが残ってしまいます。
もし、雨で濡れてしまった時は、すぐに
応急処置をした方が染みも少なくなります。
応急処置方法としては一刻も早く
タオルなどで濡れた部分を拭き取ってください。
この時着物をゴシゴシと擦ってしまうと
着物の生地が傷んでしまうので、
タオルで優しく押さえるように
水気を吸い取ってください。
一番厄介なのが泥が跳ねた時です。
慌ててタオルで擦ったりすると
汚れが拡大して大変な事になるので、
触らない方が安全です。
自宅へ戻ったらハンガーに着物を吊るし、
よく乾かして、完全に乾いたら優しく
ブラシを使って汚れを落としていってください。
仕上げにアイロンをかけるのですが、
自宅でアイロンをかけるのはとても大変です。
素人ではアイロンがかけられない着物もあるので、
無理と判断した時はクリーニング店に持っていき、
プロに綺麗にしてもらう事をオススメします。
そもそも雨の日に着物を着るのであれば、
着物用のレインコート購入し、
なるべく雨から着物を守ってあげるのがベター。
この着物用のレインコートは、
なかなかお高いお値段ですが、
着物を着る機会があるなら必ず
持っていた方がよいものです。
ちなみにコンビニで売っているレインコートでは
裾が短すぎるので全く役にはたちません。
これもどうすれば!?着物を着たいけど雨…そんな日の草履のおすすめ!!
着物につきものの草履ですが
雨の日はウレタン素材の草履を使用するか、
着物屋さんオススメの下駄が良いですよ。
どうしても草履では歩く度に
雨水を跳ねあげてしまいます。
とは言え、下駄も履き慣れていないと
歩きづらく感じるので、
雨よけカバー付き草履もあります。
ただこの雨よけカバーはドーム状の雨よけカバーが
草履の先についていて、足袋の先が濡れてるのを
防いでくれるだけです。
小雨程度なら雨よけカバーで
足袋の先っぽを濡れるのが防げますが、
すでに大雨が降っている時は流石に無理です。
雨が強い場合は草履や下駄にこだわらず
多少見た目が変でもレインブーツで移動をし、
結婚式会場についたら草履に履き替えるなど
した方が、足元が濡れる事はありません。
履いてきたレインブーツは袋に入れてクロークに預け、
なに食わぬ顔をして快適にお祝いしてあげましょう!
実は草履は構造上、
上からよりも底からの水に弱いのです。
濡れてしまったものは仕方がないので、
とにかく日陰で乾かしてください。
草履内部のコルク部分まで濡れてしまっていたら
簡単に乾いてくれません。
風通しの良いところで、
時間をかけて乾かしましょう。
「まぁ、いっか」
と適当に表面だけ乾いたので閉まってしまうと、
次に履こうと思って引っ張り出した時、
ビックリするぐらいボロボロになっていたりします。
雨の日は雨の降り方によって、
カバーをつけるのか、下駄にするのか、
レインブーツにするのかなど何パターンも
考えておいた方が、当日慌てなくて済みますよ。
まとめ
結婚式と言えば6月、
ジューンブライドが多いですが、
あいにく日本は梅雨時です。
それでも着物で結婚式に行きたいのであれば、
徹底的に雨対策をして、大切な着物を
濡らさないようにし、草履のカバーや下駄も
フルで準備しておけば、問題なしですね!
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