社会人になると学生の時とはちがって、
さまざまなマナーが求められ、
戸惑うこともあります。
お中元は会社の上司にも贈るべきなのでしょうか?
お中元はいつ贈るもの?
お中元とは日頃お世話になっている方に
感謝の気持ちを込めて品物を贈ることです。
個人の場合は、遠方に住んでいる親、
義親や仲人、習い事の先生と言った方に贈ります。
地域によって違いもありますが、
7月1日から7月15日までに贈るのが
一般的です。
会社の場合、取引先へお中元を贈ることも
ありますが、近年は虚礼廃止や会社の規則で
贈り物を一切禁止しているところもあります。
個人として会社の上司にお中元を贈るか
どうかは会社の風習によりますので、
それに従いましょう。
最近は社員の名簿も作らず、
年賀状の交換も禁止の所もあります。
ただし、仲人をお願いした場合は別です。
上司の自宅に贈ります。
お中元とお歳暮はセットであり、
贈ると決めたなら毎年贈り続けます。
贈ったり贈らなかったりするのはマナー違反です。
お中元にのしを付けるべき?
お中元には”のし”を付けます。
紅白の水引5本が蝶結びになっているものを使用します。
水引の上の段に「御中元」と書き、
水引の下の段に贈る人の名前を書きます。
デパートなどで品物を購入する際に
「お中元」と伝えるときちんと用意してくれます。
上司へのお中元ランキング
お中元の人気の商品はネットでも
ランキング形式で紹介されています。
しかし、いくら人気の商品でも
好みに合わなければ喜ばれません。
例えば、お酒の飲めない上司に
ビールの詰め合わせを贈っても
意味がありません。
上司の好みや家族構成、
ライフスタイルを把握して
喜ばれるものを贈りましょう。
上司はご夫婦で共働きではありませんか?
留守がちの家庭では宅配便を受け取るのも
手間がかかることもあります。
夫婦2人暮らしの家に
大量のグルメは食べきれませんし、
大家族に少量では分けられません。
これらを踏まえたうえで、
ランキングを見てください。
1.ビール
お酒の好みは様々ですが、お酒を飲む方は
ほとんどビールを飲むので無難です。
もし、上司のお酒の好みがわかれば、
好きなもの、日本酒、ウィスキー、
ワインなどを贈ります。
2.今治タオル
贈り物で困ってしまうのが、他の方から
頂いたものとダブってしまうことです。
どこの家庭にも必ずあるタオルですが、
今治タオルなどの吸水性の高い高級タオルは、
使い心地がいいので、たくさんあっても喜ばれます。
3.グルメ
お中元の定番グルメはハムやそうめんなどですね。
ありきたりだと感じるならば、他のグルメもお勧めです。
ポイントは賞味期限が短くないこと、
小分けになっていることです。
生の肉類や魚介類は賞味期限が短いので、
共働きの家庭に贈るのは避けます。
味噌漬けなどの加工品ならば、保存も出来ます。
あらかじめ、ハガキで
いつもお世話になっているので
心ばかりの品を○日にお届けいたします。
と連絡しておくと先方に宅配便受け取りの準備が出来ます。
4.スイーツ
こちらはなるべく、自分で食べてみて
おいしいと思ったものを送るようにします。
さりげなく、上司やご家族にアレルギーが
ないかを把握しておくと品選びがしやすいです。
こちらも、賞味期限が短すぎないもの、
小分けになっているものを選びます。
5.コーヒー・紅茶
コーヒーや紅茶の好きな方も多いでしょう。
どちらが好きかわかったら、普段のものより
ちょっと高級なコーヒーや紅茶を選んで
贈ると喜ばれます。
上司に贈ってはいけないもの
上司に限らず、目上の方に贈ると
失礼に当たるものもあります。
・現金
・商品券
・くつ、くつ下、スリッパ
・マットなどの敷物
・仕事道具(カバン、時計など)
現金や商品券などが失礼に当たるのは
わかりますが、くつ、くつ下、スリッパ、
マットなどがNGとされるのは
「踏みつける」からなのだそうです。
目上の方に対して
「あなたを踏みつけます。」
という意味になってしまいます。
うっかり見落としがちなので、注意しましょう。
■まとめ
勤務先の上司にお中元を贈るかどうかは、
会社によります。
中には会社の規則としてお中元などの
贈り物を禁止しているところもありますので、
会社の習慣に従いましょう。
お中元はのしを付けて、7月1日から15日に贈ります。
お中元に人気の商品は、今治タオル、ビール、
グルメ、スイーツ、コーヒーや紅茶などです。
上司の好みや家族構成、
ライフスタイルに合わせて、
喜ばれるものを贈ります。
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