最近は夏に気温が40℃近くまで上がること
も多くなって、エアコンをつけっぱなしに
している人も多いでしょう。
エアコンを除湿でつけっぱなしにしていると、
エアコン内部にカビが生える恐れがあります。
カビ対策は、エアコンを購入する際は
内部クリーン機能がついているものを選ぶことと、
機種にふさわしい手入れをすることです。
冷房と除湿の正しい使いわけをご紹介しましょう。
冷房と除湿はどうちがうのでしょうか?
冷房運転は、部屋の空気の「温度」を
下げることを一番に考えた機能で
除湿運転は、部屋の空気の「湿度」を
下げることを一番に考えた機能です。
ですので、
真夏など気温が高い時は「冷房」を使用し、
梅雨時など湿度が高い時は「除湿」を使用します。
除湿には種類があって、
「弱冷房除湿」「再熱除湿」
「ハイブリッド除湿」があります。
外に水分を追い出すのは同じですが、
部屋に戻す空気の温度が異なります。
弱冷房除湿:水分を集めるために温度を下げた空気をそのまま部屋に戻します。冷房をかけているのと同じような状態なので、肌寒く感じることもあります。
再熱除湿:水分を集めるために温度を下げた空気を暖め直してから部屋に戻します。部屋の温度を下げずに湿度だけを下げることができるので肌寒くなりにくいです。しかし、空気を暖め直しているので冷房よりも消費電力が多くなります。
ハイブリッド除湿:水分を集めるために温度を下げた空気を室内の空気と混ぜて室温に近づけて送風する仕組みです。肌寒くなりにくく、消費電力も抑えられます。
メーカーやエアコンの機種によって
冷房の仕組みが異なりますので、
確認して使い分けます。
エアコンをつけっぱなしにしていると壊れる?
エアコンの平均的な耐久年数は10年が目安です。
使用頻度と耐久年数は比例しますが、
つけっぱなしが原因で壊れることよりも
掃除などのメンテナンスを怠ることで
壊れることが多いです。
エアコンが電力を消費するのは室内の温度を
設定した温度まで下げる時です。
下げた室内気温をキープするのは
電力の消費が小さくて済むので、
冷房の場合は、30分~1時間程度の外出、
つまりコンビニやスーパーへ行く程度なら、
つけっぱなしのほうが良いでしょう。
ペットにお留守番をさせていないのならば、
出勤する時にオフにしておきます。
夜寝る時は、快適に眠れる状態にすることが大切です。
お勧めは、
寝る前に冷房をつけて部屋を冷やしておいて、
ベットに入る時に28℃くらいの温度設定にします。
エアコンをつけっぱなしにすると、
体が慣れてきて寒さに鈍感になり、
気づかないうちにエアコンによる
冷房病になってしまうこともあります。
寒いと感じない温度に設定するなど、
快適に過ごせるような使い方をしましょう。
エアコンを除湿の時の電気代は一日中つけっぱなしの場合どれくらい?
エアコンを使用した時の電気代って、
機種や建物の構造、気温や湿度などの
条件によって変わるので、メーカーでは
公表していないようですが、
だいたい30~50円程度です。
消費電力では、再熱除湿>冷房>弱冷房除湿≒ハイブリッド除湿に
なります。
除湿の方法によって冷房よりも消費電力が
多くなってしまうものもあるわけです。
「節電」のために我慢して除湿にしたり
スイッチのON・OFFを少なくするために
強い冷房のままというのは意味がないです。
夜中に暑くて何度も目が覚めてしまい、
寝不足になってしまっては翌日の仕事に
差し支えますし、寒いと感じているのに
温度を調整しないと体調を崩してしまい、
医療費がかさむとエアコン代を節約した分
よりも出費がかさんでしまい無意味です。
ライフスタイルや建物の構造に合わせて、
快適に過ごせるような工夫をすることが
重要と言えます。
まとめ
エアコンを冷房や除湿でつけっぱなしにしていると
エアコン内部にカビが生えてしまいます。
対策としては、
内部クリーン機能が付いているエアコンを選ぶこと、
機種に合った手入れをすることです。
エアコンの耐久年数は10年が目安です。
エアコンの使用時間が多いと耐久年数に影響しますが、
30分~1時間程度の外出なら、
つけっぱなしにしておいたほうが節電になります。
エアコンの除湿は種類があり、
弱冷房除湿は冷房より消費電力が低く、
再熱除湿は冷房よりも消費電力が大きいです。
エアコンの冷房や除湿は
1日中つけっぱなしにしても30~50円程度です。
節電だけを考えて体調を崩しては元も子もないので
ライフスタイルや建物の構造に合わせて快適さを
求めたほうがトータルで見ると節約になります。
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