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子育てにイライラして怒鳴るのはなぜ?子育て専門家があなたへ促す事

■育児・子育て・学校関連

オーストラリアの子育て専門家であるジャスティン氏は、

6人の子持ち。もっと子供が欲しいと言っています。

 

 

これだけの子供がいたら、さぞかし毎日戦争のように

叫び続けているだろうと思いきや、さすが専門家ですね。

 

 

穏やかに子育てができているそうです。

 

 

今回はそのジャスティン氏の著書から、

親が怒鳴るメカニズムやイライラせずにできる

育児法などを探っていきます。

 

 

 

なぜ親は子供を怒鳴るのか?

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自分の親からも怒鳴られた

 

子供のわがままやいたずらなどにイライラして、

怒鳴ってしまう親のほとんどが自分も親から

怒鳴られて育っている事が分かっています。

 

 

子供に怒鳴る親にアンケートをとった結果、

 

「子供を怒鳴るのは良くないとわかっているから、怒鳴りたくない。

でも自分もそうやって育てられたから、怒鳴らない怒り方がわからない。」

 

と思っている親が90%以上だったと言います。

 

 

「怒鳴る」という行為は家庭内暴力と同じ行為と

言っても過言ではなく、子供に様々な悪影響を与え、

残念な事にチェーン現象が起こり、悪いと思っていても

同じ事を自分の子供にも繰り返してしまうのです。

 

 

習慣付いているから

 

親に「怒鳴る」行為が習慣付いてしまっている場合も

大いにあります。

 

 

人間は毎日習慣の行動で過ごしています。

 

 

歯を同じ場所から磨くとか、右から靴を履くなどなど

このような同じ行為の繰り返しを習慣と言います。

 

 

例えば今まで怒鳴った事がなくても、

ある日イライラしてしまい、供に大声で怒鳴った

とします。

 

 

怒鳴られた事がない子供は驚いて一瞬静かになります。

そこで親は

 

「怒鳴ったら言うことを聞いたわ!怒鳴るって効くのね。」

 

と思ってしまい、それを繰り返していく事で

習慣付いていくのです。

 

 

怒鳴る事が習慣付いてしまったら、それを直すのに

時間と忍耐が必要になってくるので、

「良い親」になりたかったらじっくりと構えましょう。

 

 

 

子供はなぜ親を無視するのか?

 

考えてもみてください。あなたが何かに夢中に

なっている時に、親から

 

「今やっている事をやめて、ここに来なさい!」

 

なんて言われても「うるさい!」と思うだけでしょう?

 

 

私の夫なんて、大好きなテレビ番組を観ている間は

私が何を言おうと返事もしませんよ(笑)

 

 

他の理由に怒鳴られ慣れている子供は、

あなたが怒鳴るまで何もしないと思っているケースが

多いのです。

 

 

あなたが

 

「オモチャ片付けなさい!」と1、2度言っても

 

もちろん無視します。

 

 

そして3度目にどうせ怒鳴るだろうから、

 

それまで待ってから片付ける、と

 

あなたが怒鳴るのを待っているのです。

 

 

結局あなたが子供からコントロールされていると

言えます。

 

 

 

怒鳴られて育った子供はどうなる?

 

 

怒鳴られて育った子供は、思春期の頃からお友達や

他人、動物に対してキレやすい子供になる傾向に

あります。

 

 

怒鳴る親の半分以上が、子供を怒鳴る時に手も出して

しまう事が分かっています。

 

 

なので子供も人に対して怒鳴ったり、手を出したりする

乱暴な子供に育つのです。

 

 

そして親の顔色をいつも伺って秘密を持つ、

言いたい事が言えない子供にもなるとも言われています。

 

 

あなたも学生時代、学校でうるさく怒鳴る先生の

顔色を伺って、悪い事をしてなくてもその先生から

逃げ出したりしていませんでしたか?

 

 

この状況と同じで、親に心を開けない子供になってしまうのです。

 

 

 

怒鳴らないためには、どうすれば良いの?

 

怒鳴った時にノートに書く

 

つい子供を怒鳴った時に「いつ」「誰に」「なぜ」

怒鳴ったのかをノートに書き出します。

 

 

これを数日続けていると、あなたがイライラする

パターンや原因が分かってきます。

 

 

なのでそのイライラの原因をまた起こさないために、

 

例えば

「あと10分したら、出かけるから準備してね。」とか

「あと10分でゲームの時間終わりだよ。その前に終わらせてね。」

「この前上履き忘れたでしょ?ちゃんと確認しておいてね。」

 

など前もって子供に知らせ、同じ失敗を起こさないように

あなたが促す事が大事なのです。

 

 

声を荒げない

 

声を荒げると必ず怒鳴りに変わっていきます。

 

声が大きい事で自分を興奮させ、どんどん怒りが

こみ上げてくるのです。

 

 

一番大切なことは、声を荒げない事です。

 

 

柔らかい声で子供にやってほしい事を伝えましょう。

 

 

1、2度で聞かない場合は、もっと声を小さくして

耳元に囁いてみます。

 

 

それでも聞かない場合は、子供の目線までしゃがんで

子供の目を見つめながら

 

「ママはもう3回もオモチャを片付ける時間よって

言ったわよ。聞いてくれる?」

 

という感じでゆっくり注意します。

 

 

子供は大きい声よりも、小さな声でゆっくり喋られると

集中して聞こうとする事が分かっているのです。

 

 

時間がない時に親は怒鳴る

 

親がイライラして怒鳴る時は、朝時間がない時に

子供がグズグズするからつい怒鳴るというケースが

多いので、あなたが余裕を持って早起きし、

慌てなくて済むように準備しておく事が大事

なってきます。

 

 

たったひとつこれをするだけでも、朝の戦争のような時間が

平和な静けさで過ごせるのです。

 

 

 

まとめ

 

 

子供は怒鳴られながら教えられても、

何も学ばないと言います。

 

 

親から怒鳴られる事で

 

「自分は親を怒らせる悪い子だ。」

 

「自分は何もできない子だ。」

 

と思うようになり、自信をなくしてしまうのです。

 

 

子供に良い大人になって欲しかったら、

今からあなたが怒鳴らない良い親になれるよう、

努力する事が大切なのです。

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