子供の頃、節分に豆まきをした思い出がある方は多いのではないでしょうか。
でも「節分ってどんな行事?」と改めて聞かれると、しっかり説明できる人は少ないかもしれません。
今回は節分の由来や昔の習慣、そして子供と一緒に楽しめるイベントアイデアをまとめました。
節分とは?
節分とは季節の節目の日のことで、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日を指します。
年に4回あるのですが、現在残っているのは立春の前日のみです。
旧暦では春が新しい年の始まりだったため、立春前日の節分は大晦日にあたる重要な日とされました。
昔は季節の変わり目は邪気が入りやすいとされ、様々な邪気払いの行事が行われてきました。その一つが豆まきです。
節分の昔の習慣
豆まき
鬼は邪気の象徴とされ、豆をまいて鬼を追い払います。豆を使う理由は、豆に霊力があるとされるほか、「魔を滅する」という語呂合わせからきています。
恵方巻
その年の恵方を向いて太巻きを丸かじりすると願いが叶うとされています。大阪発祥の風習で、関西から全国へ広がりました。
本来は七福神にあやかり7種類の具材を入れましたが、現在は魚介や肉、お菓子風のアレンジなども楽しまれています。
柊鰯(ひいらぎいわし)
柊の枝にイワシの頭を刺して飾る風習です。イワシの臭いと柊のトゲで鬼を寄せ付けないと言われています。近年は住宅事情から見かけることが少なくなりました。
子供と楽しめる節分イベント
豆まき以外にも、子供たちが楽しめる節分イベントのアイデアをご紹介します。
鬼・玉入れ
鬼の顔を描いた段ボール箱に、新聞紙で作ったボールを投げ入れる遊びです。玉入れ感覚で楽しめ、当たっても痛くないのがポイント。
恵方巻タワー
トイレットペーパーの芯を恵方巻に見立て、高く積み上げるゲームです。勝ったグループには本物の恵方巻をプレゼントしても盛り上がります。
節分クイズで盛り上がろう!
イベントにクイズを取り入れると子供も大人も楽しめます。簡単な例を紹介します。
- 豆まきの時に言う言葉は? → 鬼は外、福は内
- 節分でまく豆は? → 大豆
- 大豆から作られる食べ物は? → 豆腐、みそ、しょうゆ など
- なぜ豆をまくの? → 鬼を追い払い、邪気を祓うため
- 豆を食べるのはなぜ? → 無病息災を願うため
まとめ
節分は季節の分かれ目に行う邪気払いの行事です。
豆まきや恵方巻、柊鰯などの昔の習慣を取り入れながら、子供たちと一緒にゲームやクイズを楽しむことで、節分の本来の意味を学びつつ楽しく過ごせます。
今年の節分は、家族で伝統を楽しみながら元気に過ごしてみませんか?