年末の大掃除、せっかくなら畳もピカピカにしたいですよね。
最近は「掃除に重曹が効く!」とよく聞きますが、畳にも使えるのでしょうか?
実は畳に重曹は使えないのです。その理由と、正しい畳掃除の方法をまとめました。
畳に重曹が使えない理由
畳に使われているい草は天然繊維。アルカリ性の重曹を使うと黄ばみや変色を起こしてしまいます。
一度変色すると元に戻らないうえ、重曹が繊維に染み込むと黒ずんでしまうことも。これは要注意ですね。
重曹は万能に見えますが、畳や生木には不向きです。畳の掃除には専用の洗剤やクエン酸を使いましょう。
畳掃除にクイックルワイパーは使える?
テレビCMでもおなじみのクイックルワイパー。畳にも使えそうですが、実際はどうでしょうか?
結論から言うとおすすめできません。畳の目に沿って拭けば大きなホコリは取れますが、細かいホコリや皮脂汚れは落ちにくいのです。
日常的な「とりあえず掃除」としては使えますが、大掃除では掃除機や拭き掃除の方が効果的です。
畳掃除にコロコロはOK?
フローリング掃除でよく使うコロコロ(粘着クリーナー)。畳に使うのはどうでしょう?
実はこれも注意が必要です。粘着力が強すぎると畳の表面が毛羽立って傷む恐れがあります。
使うなら軽く転がして大きなゴミを取る程度に。基本は掃除機や拭き掃除がベストです。
正しい畳の掃除方法
畳掃除の基本は以下の流れです。
- 掃除機でゴミを吸い取る(畳の目に沿って)
- 固く絞った雑巾で拭き掃除
- 乾拭きして水分を残さない
さらに効果的な方法として、
- 専用の畳用洗剤を使う
- クエン酸を薄めて拭き掃除する
- カビ防止に食品用アルコールを吹きかける(揮発するので畳に影響なし)
これらを組み合わせれば、畳を清潔に保てます。
まとめ
畳に重曹はNG! 変色や黒ずみの原因になります。
日常的には掃除機+乾拭き、大掃除では専用洗剤やクエン酸を使うのがおすすめです。
アルコールを使えばカビ防止にもなり、裸足で歩く畳も清潔に保てます。
大掃除の時だけでなく、日常的にこまめに掃除することで、畳を長持ちさせましょう。