年の瀬が迫ってきたので、門松を買いに行きましたが、
その値段の高さにびっくりしました!
そもそも門松ってなんのために飾るのでしょうか。
調べてみましょう。
門松はなんのため?お正月飾りって、どうしたらいいの?
お正月は歳神様をお迎えして、お祝いする行事です。
門松などのお正月飾りは神様の依り代(よりしろ)で、
歳神様が迷わずに来られるようにするための目印です。
つまり、”歳神様をお迎えする準備が整いました。
どうぞお越しください”という意味です。
門松は正月事始め(しょうがつことはじめ)の
12月13日以降であれば、いつでも飾って良いのですが、
29日は9が苦につながるので、縁起が悪いとされています。
また31日ではお正月までに1日しかないので、
「一夜飾り」と言われ、神様をおろそかにしている
と言われています。
ですので、きちんと大掃除をしてから、
28日までにお正月飾りを飾りましょう。
門松っていつまで飾るの?お正月飾りの期間って?
お正月飾りを飾っておく期間を「松の内」と言います。
松の内は地域によって、期間が異なります。
関東では1月7日まで、関西では1月15日まで
となっているところが多いです。
買うより安い?門松の作り方
完成した門松を買うと高いので、手作りする方法もあります。
作り方をご紹介しましょう。
<材料>
竹 3本
松
鉢 2つ
梅(造花など)
砂
おがくず
むしろ
藁なわ
ガムテープ
のこぎり
ハサミ
<作り方>
1.竹を切ります。
門松は左右1対必要ですので、
3本ずつ合計6本に切ります。
長さは鉢の大きさとのバランスを考慮し、
竹の長さが7:5:3になるようにすると、
割り切れないのでおめでたいです。
2.鉢にむしろを巻き、藁なわで結びます。
3.竹を組み合わせて、藁なわで結びます。
ガムテープで仮止めをしてから結ぶとやりやすいです。
4.鉢に竹を入れ、松をまわりに入れて砂で固定します。
全て砂にしてしまうと重くて動かせなくなるので、
下に砂を入れて重しにして、上の部分はおがくず
にすると良いでしょう。
梅などの飾りをつけて完成です。
鉢はなんでもいいですが、植木鉢の場合は
底の穴をふさいでくださいね。
門松は門の外に飾りますので、
マンションやアパートなどでは設置が
むずかしいこともあります。
そんな場合は、しめ飾りを玄関に飾りましょう。
伝統的なしめ飾りもありますし、
リース感覚で飾れるタイプもありますよ。
玄関の外に門松やしめ飾りを飾ることが難しい場合は、
下駄箱の上などにミニ門松や干支にちなんだ置物を
飾るだけでも、お正月らしくなります。
お正月飾りを捨て忘れちゃった!そんな時はどうしたらいいの?
松の内を過ぎたらお正月飾りははずします。
処分は、神社で行われる”どんど焼き”で
燃やすのが良いとされています。
降りてきた神様を天に帰す意味があるからですね。
地域によって違いますが、
1月15日ごろに行われることが多いです。
はずしたお正月飾りは
紙にくるんで神社へ持って行きましょう。
”どんど焼き”に行かれなかった場合は、
自分で処分することになります。
この場合、燃えるごみとして出して良い地域がほとんどです。
そのまま、ゴミ袋へ入れず、
小さくして紙に包んでから
ゴミ袋へ入れましょう。
まとめ
門松は歳神様に迷わずに来ていただくための目印です。
掃除を終えてから12月28日までに飾ります。
門松は自分で作ることも可能です。
マンションやアパートなど門松が置けない場合、
しめ飾りを飾ると良いでしょう。
松の内が過ぎたら飾りをはずし、
神社の”どんど焼き”で処分するか、
小さくして燃えるゴミに出しましょう。
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