赤ちゃんが体調を崩すと、とても慌てますね。
まだおしゃべりの出来ない赤ちゃんは、
症状を聞くことも、食欲の有無を聞くことも出来ません。
離乳食はどのようにしたら良いのでしょうか?
赤ちゃんの体調不良の時にすること
赤ちゃんが発熱、嘔吐、下痢など
体調を崩した時は、まずは小児科を受診します。
普段から赤ちゃんの授乳や離乳食の
時間と内容をメモしておきます。
体調を崩した時も、
熱や下痢の様子をメモして
小児科を受診すると良いでしょう。
離乳食については、小児科医の指示に従います。
特に指示がなかった場合は、こちらが目安です。
ゴックン期:体調が戻るまで離乳食をお休みします。
モグモグ期:1日1回、食べられるものを食べさせます。
カミカミ期:1日2回でもいいので、食べたほうが良いでしょう。
基本的には離乳食を1段階戻すイメージです。
無理は禁物です。
食べたことのない食材を与えるのは避けます。
なにが原因で体調が悪くなってしまったのか、
わからなくなるからです。
いつもの量を食べられなくても構いません。
食べられるものを食べられる量で良いです。
どんな体調の場合でも、脱水症状を防ぐため、
水分をこまめに取ります。
赤ちゃんの体調別の看病ご飯!栄養満点なおすすめ5レシピ
体調に合わせて食事も調整していきましょう。
熱がある時
適しているメニュー
・おかゆ
・煮込みそうめん
・みそ汁や野菜スープ
・いちご、りんご、バナナなどの果物
・かぼちゃ、にんじんなど
避けたいもの
・肉類
・きのこ、海藻など消化の良くないもの
かぼちゃ粥のレシピ
1.おかゆは、いつも子供が食べているものより1段階柔らかいおかゆを作ります。
2.茹でたかぼちゃをつぶし、おかゆにのせて、混ぜて食べます。
似ていますが、お茶づけはNGです。
おかゆはご飯に水を加えて作る方法
でもいいので、必ずおかゆにしてください。
嘔吐・下痢の時
小児科医から離乳食をお休みするように
言われることもあります。
きちんと指示に従いましょう。
食べても良いと言われた時のみ食事を与えます。
適しているメニュー
・おかゆ
・煮込みそうめん
・湯豆腐
・あたたかい飲み物、みそ汁、スープ
・じゃがいも、にんじん、かぶ、かぼちゃ
・りんご
避けたいもの
・肉類や脂の多いもの
・味付けの濃いもの
・乳製品
・ごぼう、きのこ、海藻など消化の良くないもの
・チョコレートなど刺激物
・冷たすぎるもの、アイスクリーム
煮込みそうめんのレシピ
大人であれば、体調を崩した時に
”うどん”でもいいのですが、
子供には、うどんの太さや固さが
胃腸の負担になることがあります。
そこでお勧めなのが、そうめんです。
1.そうめんを規定の時間より長めに茹でる。
2.にんじん、かぼちゃを柔らかく茹で、細かく刻む。
豆腐を食べやすい大きさに切る。
3.鍋にお湯を沸かし、だし汁を作る。(ベビー用のフリーズドライでも可)
にんじん、かぼちゃ、豆腐を入れて煮る。
そうめんを入れて少し煮る。
4.器に盛り付けて完成。
湯豆腐のレシピ
ひとつの鍋で調理が出来ます。
子供はつけ汁に付けて食べ、
大人はつけ汁にネギやかつおぶしを
加えて食べます。
1.豆腐は8等分に切ります。
2.鍋にしょう油、だしの素、酒を入れて、ひと煮立ちさせ、つけ汁を作ります。
3.土鍋に昆布を敷き、水を張って豆腐を並べます。
4.土鍋を火にかけて豆腐がゆらゆらしたら、豆腐をすくいとり、つけ汁を付けて食べます。
のどが痛い時
のどが痛い時は、
のどごしの良いものを与えましょう。
他に症状を伴っていることが多いので、
注意します。
適しているメニュー
・おかゆ
・煮込みそうめん
・ポタージュ、みそ汁
・乳製品
・ゼリー、プリン
避けたいもの
・カレーなど刺激のあるもの、
・味付けが濃いもの
・みかんなど柑橘系の果物
野菜のポタージュスープのレシピ
1.にんじん、じゃがいも、玉ねぎをみじん切りにする。
2.なべに切った野菜を入れて、ひたひたになるくらいの水を加えて煮る。
3.野菜が柔らかくなったら、牛乳を入れる。
4.ひと煮立ちしたら、コンソメの素を加え、塩で味を調える。
※元気な時なら、しめじやベーコンを入れてもおいしいです。
コンソメは顆粒タイプが溶けやすいです。
下痢の時は、牛乳ではなく
粉ミルクを溶いて入れても良いでしょう。
クリームシチュー
クリームシチューをいつも通り作って、
お肉を良ければ、大人も子供も一緒に食べられます。
1.玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、鶏肉を食べやすい大きさに切る。
2.なべに油を敷き、鶏肉と野菜を炒める。
3.水を加え、材料が柔らかくなるまで煮る。
4.ルウを入れて溶かし、5分ほど煮込む。
5.器に盛り付けて完成です。
子供がご飯を残す場合は無理に食べさせず、十分な水分補給を!
せっかく、食べられそうなご飯を用意しても、
子供がご飯を残してしまうこともあります。
そんな時は無理に食べさせないことが重要です。
離乳食の時期は食べる練習のような時期
なので、栄養補給と考えなくて良いです。
体調が回復してから離乳食を進めるようにします。
と言うよりも、
離乳食は行きつ戻りつしながら進めるもの
と思ってください。
どんな体調の時でも、脱水症状に注意します。
おっぱいやミルクでもいいです。
飲めるだけ少しずつ飲ませます。
また水よりもアクアライトや麦茶を
少し温めて飲ませると良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんが体調を崩した時の離乳食は
無理をしないことが重要です。
1段階戻すイメージで、
食べられるものを食べられる量だけ
食べれば十分です。
どんな状態でもこまめに水分を補給し、
脱水症状にならないように注意します。
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