夏に旬を迎える枝豆はビールとの相性が良いです。
ヘルシーなイメージの枝豆は栄養豊富なので
理にかなったおつまみと言えますが、
食べ過ぎると、様々なデメリットが生じます。
早速ご紹介しましょう。
枝豆は栄養が豊富!
枝豆は未成熟の大豆なので、栄養が豊富です。
特に多く含まれているものは、
食物繊維、ビタミンB1、メチオニン、
カリウム、オルニチン、鉄分です。
順に紹介しましょう。
食物繊維
食物繊維が豊富なので、便秘解消に効果があります。
現在の日本人に不足しがちな栄養素なので、
意識して摂るようにします。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質をエネルギーに
変えるのを助ける働きがあります。
不足すると脚気(かっけ)になるのが
よく知られていて、テレビドラマ「仁」で
咲さん(綾瀬はるかさん)の母(麻生祐未さん)が
白米ばかり食べていて、脚気になっていましたね。
メチオニン
メチオニンはアルコールの分解を促して、
肝機能の働きを助けますので、お酒の
おつまみに食べるのは理にかなっています。
カリウム
カリウムは塩分を排出する役割があります
ので、むくみの解消に効果があります。
オルニチン
山形などで取れるだだちゃ豆には
多くのオルニチンが含まれています。
疲労回復効果が期待できます。
鉄分
枝豆には鉄分が豊富に含まれているので、
貧血の予防に効果があります。
大豆イソフラボン
枝豆は大豆ですので、
大豆イソフラボンも豊富に含みます。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た
働きをするので、女性の生理周期を整えたり、
女性らしい体つきを守る働きがあります。
また、生理中に現れやすいイライラ、
頭痛などにも効果があると期待されています。
枝豆を食べ過ぎると生じるデメリットとは?
カロリーオーバーで太る
枝豆のカロリーは100gあたり約134kcalです。
あっさりしていて食べやすいので、
カロリーを見落としてしまいがちですが、
消費カロリーより摂取カロリーが多く
なれば太ってしまいます。
枝豆だけを食べるなら良いのですが、つい、
お酒を飲んでしまうとカロリーオーバーに
なりやすいので注意が必要です。
食物繊維の取り過ぎで下痢に
枝豆に含まれている食物繊維は、
不溶性食物繊維で、便の量を増やし、
腸のぜん動運動を増やして排便を促します。
そのため、便秘の解消に
効果があるのですが、食べ過ぎてしまうと
下痢してしまうことがあります。
プリン体の取り過ぎで痛風に
プリン体は米や肉、魚など食物全般に
含まれますが、特においしいものに
多く含まれていると言われています。
プリン体は分解されて尿酸となり体外に
排出されますが、排出能力を上回って
尿酸が体内に溜まってしまうと
痛風の原因になります。
プリン体の1日に許容範囲量は
400mg以下とされています。
枝豆に換算すると480gですが、
他の食材にもプリン体は含まれています。
お酒にもプリン体は含まれていて、
特にビールに多く含まれています。
おつまみがあるとビールがおいしい、
ビールがあるとおつまみがおいしい
と思っているとつい食べ過ぎになって
しまいますので、適量をお皿に盛って
おかわりをしないようにします。
塩分の取り過ぎ
枝豆を茹でる時に塩を加えて茹でますね。
茹で上がった枝豆にさらに塩を振って
食べることが多いでしょう。
枝豆をたくさん食べると塩分の
取り過ぎになってしまう恐れがあります。
厚生労働省が設定する1日の塩分摂取量は
男性が8g未満、女性が7g未満とされて
いますが、実際にはこの目標値を
越えてしまっている人が多いです。
塩分の取り過ぎは高血圧、心臓病、脳卒中の
原因になります。
塩分は塩味を感じないパンなどにも含まれて
いるので、知らず知らずのうちに取り過ぎて
しまいがちです。
茹で上がった枝豆に塩を振らないや調理法を工夫します。
大豆イソフランボンの取り過ぎでホルモンバランスが乱れる
大豆イソフラボンは適量であれば、
女性の味方になってくれますが、
大豆イソフラボンを取り過ぎてしまうと
ホルモンバランスを乱してしまいます。
大豆イソフラボンを毎日摂取する場合の
1日当たりの摂取量は70g~75gまでと
言われています。
枝豆に含まれる大豆イソフラボンは
100g当たり約30mgなので、他の食材にも
大豆イソフラボンが含まれることを考えると
100g~200gに抑えるのが良いでしょう。
まとめ
枝豆に含まれる栄養は豊富で、
食物繊維、ビタミンB1、メチオニン、
カリウム、鉄分、大豆イソフラボンが
あります。
枝豆のカロリーは100g当たり約134kcalで、
食べ過ぎると太ります。
また、下痢、痛風、ホルモンバランスの乱れ
なども生じることがありますので、
1日に食べる量は100g~200gに抑えておきましょう。
コメント