日本人のお風呂好きは有名で、
サウナや岩盤浴にも人気がありますね。
たくさんの汗をかくので
ダイエット効果もあるのでは?と
考えがちですが、残念ながらこれは
間違いです。
ダイエット成功のためには、
やみくもに手を出すのではなく、
正しい知識を得ることが先決です。
サウナと岩盤浴についてご紹介しましょう。
サウナと岩盤浴の両方に減量効果はない!?
サウナや岩盤浴の後に体重を測ると
減っていることでしょう。
これはたくさん汗をかくことで、
体内の水分が抜けたからで、当然です。
汗をかく=脂肪燃焼ではないので、
ちっとも痩せていないことになります。
ちなみにサウナと岩盤浴には
<サウナ>
フィンランド式の蒸し風呂で、
80~100℃の室内に座って入ります。
室温が40~60℃の低温サウナもあります。
<岩盤浴>
温めた天然石や岩石の上に横になって入ります。
室内が40~43℃程度です。
という違いがありますが、
どちらも効果が期待されているのが、
体を温めること、血行がよくなること、
疲労回復、リフレッシュ、美肌、デトックス効果など
と言われています。
期待される効果の意味を取り違えないように
する必要があります。
体が温まり、血行が良くなると、
スッキリして疲労が飛びます。
ですが体が温まっても代謝はUPしませんし
血行が滞ると体調が悪くなりますが、
血行が良くなるのと代謝UPには
関連性がありません。
サウナも岩盤浴もたくさん汗をかきますが、
美肌、デトックス効果があるかは医学的な
根拠はありません。
つまり、サウナも岩盤浴も効果があると
言い切れるのは”リフレッシュ”だけで、
とても個人的な価値判断と言えます。
人によって効果を感じる人も感じない人もいます。
たくさん汗をかいて、リフレッシュする、
スッキリするから好きだと感じるなら、
週1回程度のペースで利用すると良いでしょう。
ストレスは様々な健康被害をもたらしますし
ダイエットの天敵です。
ストレス解消になるならOKだからです。
ダイエット効果やデトックス効果を期待して
無理して利用するのはNGです。
爽快感はOKですが、
昇天しそうな感じはNGです。
岩盤浴の前と後に注意すること!
サウナも岩盤浴も
入る前と後に注意することがあります。
サウナ・岩盤浴の前
健康チェックをします
心臓や高血圧など持病のある方は、
利用を控えたほうがいいでしょう。
疲れすぎている場合も、
高温にさらされることで
血圧が上がってふらついたり、
のぼせることもあります。
女性の場合は、生理中、妊娠中の場合は
利用を控えます。
体調が万全な時に楽しむようにしないと、
意識障害を起こして倒れてしまうことも
あるからです。
空腹を避ける
食後すぐに入浴、サウナ、岩盤浴を
利用するのは避けるべきですが、
あまりに空腹の状態もよくありません。
血行が良くなることで、
健康な人でも低血糖の症状を
引き起こすことがあるからです。
冷たすぎない水分と一緒に軽く食べておくと
低血糖を防げます。
温泉旅館に到着すると
お茶とお茶菓子を勧められるのは、
とても理にかなっています。
和菓子は洋菓子に比べてバターや
クリームなどの油脂が使われていないので、
消化に負担がかかりません。
水分補給をする
お風呂、サウナ、岩盤浴に入る前に、
コップ一杯程度の冷たすぎない水を飲みます。
サウナや岩盤浴は休憩を挟んで
繰り返し利用することが多いでしょう。
休憩時にも水分補給が出来るように
準備をしておきます。
お酒が残っていないかチェックします
お酒を飲んだ直後はもちろん、
お酒が残っている状態でお風呂、サウナ、
岩盤浴を利用するのは命の危険があります。
絶対にやめましょう。
サウナ、岩盤浴の後
お風呂、サウナ、岩盤浴を利用した後は
とっても疲れます。
フーッとひと息つく程度の疲れは
いいですが、ぐったりするようでは
利用時間が長すぎます。
急に動き回ったりすると、
ふらついて転倒することもあるので、
しっかりと休憩し、水分補給を十分に
行いましょう。
まとめ
サウナや岩盤浴は汗をたくさんかきますが、
ダイエット効果はありません。
サウナや岩盤浴で期待できるのは
”リフレッシュ効果”だけで、
とても個人的な価値判断です。
爽快感が得られるのならOKですが、
無理をして利用するのはNGです。
サウナや岩盤浴を利用する時は、
体調が万全な時のみとし、
利用する前と後に十分な水分補給を行いましょう。
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